さいたま市長杯 第4回さいたまヨーロッパ野菜料理コンテストを開催いたします。今年度は、従来の「プロ部門」「学校給食部門」に加え、「一般(アマチュア)部門」も新設します。創造性あふれるお料理の応募をお待ちしております!
【テーマ】世界に発信するSAITAMA料理
【部門】プロ部門「温菜」「冷菜」「スイーツ」
学校給食部門
一般部門(アマチュア)
【募集期間】10月9日(水)~11月22日(金)
【賞と賞品】各部門 さいたま市長賞(最優秀賞) 賞状、商品券3万円、副賞
優秀賞 賞状、商品券2万円、副賞
【応募規定】①指定された食材(野菜と指定メーカー商品)をそれぞれ1品以上使用すること ②オリジナルメニューであること
【応募方法】①応募フォーマットから応募 https://ws.formzu.net/dist/S85178161/
②応募用紙を印刷して郵送(郵送先は部門によって異なります)
応募資格など詳細につきましては、画像の要項をご確認ください。
さいたまヨーロッパ野菜研究会が、マイナビ農業アワード2019の「優秀賞」を受賞しました。
2019年5月に開催された「G20サミット 農業大臣会合」において、さいたまヨーロッパ野菜研究会の取り組みが日本における優良事例として取り上げられました。
さいたま市は「トマト」「チーズ」「パスタ」の1人あたり消費額が日本トップクラスで、イタリアン・フレンチだけでも、市内に200軒以上のレストランがあります。
さいたまのイタリアン・フレンチの特徴は、野菜をたっぷり使ったヘルシーなメニューが多いこと。レストランから畑の距離が近いさいたま市では、新鮮な市内産野菜が手に入りやすいというメリットもあります。
そんなさいたま市で、若手農家がヨーロッパの野菜を栽培し、レストラン向けに流通して地産地消を目指しているのが、
「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)です。
「イタリアやフランスには、日本では栽培されていない美味しい野菜がたくさんある。本場の野菜を使いたいのに、なかなか手に入れることができない…」
さいたまのイタリアン・フレンチのシェフたちはこんな悩みを抱えていました。ヨーロッパの野菜は高温多湿に弱く、日本の気候ではうまく育ちません。また、作ったとしても知名度が低く簡単に売れないため、日本でヨーロッパの野菜を作る農家はごくわずかしかありませんでした。
「さいたまでヨーロッパの野菜が作れないだろうか」 こんなシェフの要望から、2013年春に「さいたまヨーロッパ野菜研究会」がスタート。
栽培の難しいヨーロッパ野菜を日本向けに品種改良して、さいたま市内で栽培してレストランに供給する。市内レストランで「オールさいたま産」のヨーロッパ野菜を楽しんでいただくことが目標です。
さいたま市内の若手農家グループ、地元シェフ、種苗会社のトキタ種苗㈱、食料品卸などが協力して、ヨーロッパ野菜の地産地消に取り組みはじめました。
栽培1年目、2年目は苦労の連続です。イタリアと違い、高温多湿で台風もある日本。国内での栽培ノウハウも少ないため、手探りでの栽培が続きます。
1年目に収穫できた野菜はほんのわずか。ようやく出来た野菜も、最初はなかなか食べ方を分かってもらえずに売れ残ってしまいました。
それでも若手農家メンバーがヨーロッパ野菜を作り続けた理由は、実際に野菜を使ってくれたシェフ達が「美味しい! 本場の料理が再現できた!」と喜んでくれたこと、そして、「上手に作れなくて悔しい、もっと質の良いヨーロッパ野菜を作りたい!」という向上心からでした。
若手農家たちはお互いに栽培のノウハウを情報交換し、年々野菜のレベルと収穫量は増えていきました。また、「ヨロ研野菜」を気に入ってくれるシェフが増えて、取り扱いレストランも1200軒を超えました。
現在は13軒の農家が年間約70種類のヨーロッパ野菜、レストラン用野菜を出荷しています。
さいたま市内の小中学校では、ヨーロッパ野菜を使った給食が大人気。地元スーパーには色鮮やかな野菜が並び、小学校の社会科副読本にも「ヨーロッパ野菜」が登場します。
シェフと若手農家の新たな挑戦が、さいたまのイメージを変えつつあります。
外食アワード2016 特別賞受賞
平成28年度 地産地消優良活動表彰 農林水産省食料産業局長賞受賞
イノベーションネットアワード2017 全国イノベーション推進機関会長賞受賞
マイナビ農業アワード2019 優秀賞受賞